定期的な運動習慣によって、腰痛や肩こりなど、日常生活を送る中で生じる痛みを防ぐことができる、ということはご存じの方も多いのではないかと思います。
でも、それを実践するのがなかなか難しいですよね。
では、運動をどういう環境で行ったら積極的に参加でき、効果を高めることができるのでしょうか。
この点について、運動を職場で実施した場合と、家庭で実施した場合とで比較した研究※があります。
それによると、職場で就業時間中に運動を行った人のほうが、家庭で余暇の時間に運動を行った人より、頸、肩、腰の痛みが減り、鎮痛剤の使用も減ったなどの結果が出たそうです。
職場の方がまじめに取り組みやすい、ということでしょうか。
ここから言えそうなのは、周りに同じ目的の人がいると、運動にも集中しやすく、自己流におちいらないので効果があがる、ということではないかと思います。
サークルなどに入って運動するのがおっくうだという方も、運動に最適な環境づくりと割り切って参加するという考え方もあるかもしれません。
※「Effect of workplace- versus home-based physical exercise on musculoskeletal pain among healthcare workers: a cluster randomized controlled trial」
Jakobsen MD, Sundstrup E, Brandt M, Jay K, Aagaard P, Andersen LL
佐賀県武雄市のなごみといやしのクリニック内にあるリハビリテーション科のブログです。リハビリや健康について、みなさまのお役に立てるような情報をお届けしていきたいと思います。
2021年6月25日金曜日
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